ゲンダイビジュツノハジマリ マルセル・デュシャンと仲間達
Beginning of Contemporary Art - Marcel Duchamp and his company
2004年11月4日[木]〜12月18日[土]
Nov.4-Dec.18, 2004
奇行で知られるシュルレアリストたちの中でも、とりわけ謎めいた生涯を送ったマルセル・デュシャン(1887-1968)。「階段を降りる裸体」、「泉」といったセンセーショナルな作品を次々と発表した後、彼は30代半ばにして創作活動を放棄しチェス三昧の後半生を送りました。あらゆる既存の芸術制度や社会的慣習をすり抜け、一生「独身」であり続けたデュシャン。彼が用いた「レディ・メイド」等の手法や美的態度は後の世代に多大な影響を与え、やがて現代美術への大きな扉を開くこととなります。
この度の展覧会では代表作「大ガラス」に関する版画とメモを集めた「大ガラスと関連作品」を中心に、マックス・エルンスト、ハンス・ベルメール、マン・レイらシュルレアリスムの他のメンバーによる作品、さらに日本におけるデュシャン美学の継承者といえる森村泰昌による作品も併せて展示致します。どうぞご高覧下さいませ。
主な展示作家:マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、ハンス・アルプ、ハンス・ベルメール、マン・レイ、イヴ・タンギー、アンドレ・マッソン、ルネ・マグリット、ジョアン・ミロ、ヴィフレド・ラム、森村泰昌
Exhibited artists: Marcel Duchamp, Max Ernst, Hans Arp, Hans Bellmer, Man Ray, Yves Tanguy, André Masson, René Magritte, Joan Miró, Wifredo Lam, Yasumasa Morimura and others