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TSUJI Shindo 1910–1981

1910(明治43)年鳥取県日野郡に生まれる。1931(昭和6)年上京し洋画研究を志す。翌年独立美術研究所へ入り約1年間素描を学ぶが、1933(昭和8)年第20回日本美術院展に辻汎吉名で初入選、木彫作家としてデビューした。1938(昭和13)年得度して晉堂と改名。1942(昭和17)年日本美術院賞第一賞を受賞し、日本美術院同人となる。戦後はセメントや鉄を素材にした抽象彫刻の先陣を切り、陶彫による抽象作品で独自の世界を拓いた。1957(昭和32)年第4回サンパウロ・ビエンナーレ、翌年第29回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品し、国際的に高い評価を得る。晩年は初期の具象的な表現に回帰した。1981(昭和56)年京都市で亡くなる。
<「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術」展(2016年、京都国立近代美術館)図録より引用>

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